もみじ l 妊娠出産メディア編集長 l 切迫早産で3ヶ月自宅安静、3歳児の母 l マタニティケアラー資格取得 l SNSフォロワー1,000人超え
業界唯一、第3世代スーパーNIPTが受検できるクリニックとして有名なミネルバクリニック。でもそれだけじゃないんです!今回はミネルバクリニックで院長を務める仲田洋美院長に突撃取材をしてきました。
ミネルバクリニック
仲田洋美院長
2014年12月
-新宿ミネルバクリニックを開院
2018年3月
-移転のため新宿ミネルバクリニック閉院
2018年3月
-ミネルバクリニックを開院
▽日本内科学会認定内科専門医
▽臨床遺伝専門医制度委員会認定臨床遺伝専門医 他
NIPTを受けようか悩んでいる方、どこの医療機関にしようか迷っている方は是非ご一読くださいね。
- ミネルバクリニックでしか調べられない検査が3つ!スーパーNIPT・カリオセブン・デノボは他院では検査できない!
- 遺伝専門医のため陽性時の対応が段違い!
- 検査を受けやすい体制が整っており、陽性時のフォローが手厚い!
遺伝専門医のもとで安心を手に入れよう
インタビュアーは当サイト「ママの参考書」の編集長、もみじが務めます!
ミネルバクリニックってどんな検査ができる?
ミネルバクリニックといえばこれまでより検査精度が上がった第3世代スーパーNIPTですよね!
はい、スーパーNIPTは国内で唯一ミネルバクリニックのみで受けられます!またカリオセブンやデノボも当クリニックでしか受けられません。
ミネルバクリニックといえばスーパーNIPT、という印象が強い方も多いのではないでしょうか。カリオセブン・デノボも業界唯一の検査ですよ!
第3世代スーパーNIPT
高い検査精度
100遺伝子の2,000の病的バリアント(変異)による先天性疾患を世界で初めてNIPTに実装しています。
まったくゲノムの塩基配列が同じな一卵性双生児も、うっかり検査注文用紙を単胎と書き間違えてしまうと双生児ではないですかと突っ込まれるくらいの精密な検査。それがスーパーNIPTです。
偽陰性がゼロ
本当は陽性なのに陰性と判定されること
検査精度について基本検査の偽陰性数を具体的に見てみましょう。
- 第1世代:5,000~10,000に1人
- 第2世代:36,000に1人
- 第3世代:ゼロ(2024年10月時点)
第2世代でもほとんどゼロに遜色がなく、第1世代から比べるといかに精度が上がったかが分かるのではないでしょうか。
大学病院をはじめとする認可施設は第1世代が多いと考えられ、検査精度は採用している検査会社により違います。一口にNIPTと言っても、実はまったく異なる検査精度のNIPTを受けているということになります。
検査精度は盲点ですね!
マルチNIPT Karyo7(カリオセブン)
これまで検出できなかった染色体疾患が検査可能に
これは全染色体の全領域をスキャンする検査です。従来の検査では染色体が「多い」「少ない」という一本単位でしか検査できませんでしたが、当検査では7Mbのサイズで全てスキャンします。それぞれの染色体について「ちゃんとある」「ない」「二重に増えている」といったことがわかります。
この検査では羊水検査や絨毛検査の検査に遜色のない高い染色体異常出率を誇ります。
マルチNIPT de novo(デノボ)
トリソミー検査は母親のための検査とすると、デノボは父親のためのNIPT検査とも言えるでしょう。これは父親本人には原因がなく、精子の突然変異によって赤ちゃんが病気になる新生突然変異を調べるものです。
しかもこれらの疾患は生命予後が良くない、または生命予後は悪くなくともQOLが非常に制限される疾患です。非常に重い疾患で、出生前診断で判る疾患の中で一番軽いのがダウン症候群とするとイメージが湧きやすいのではないでしょうか。
ダウン症候群が一番軽い…!ちょっと衝撃ですね。
検査プラン
ミネルバクリニックの検査プランは第1世代~第3世代まで計12プラン。ここでは代表的なものを抜粋してご紹介します。
検査プラン | 検査費用 | 検査項目 | 特徴 | |
第1世代 | ベリファイプラス | 198,000円 | ・基本検査 ・全染色体検査 ・微小欠失症候群(6疾患) | 大学病院等で実施されている 第13/18/21トリソミーの 検査が基本検査。 ※現在基本検査のみでの 受付は無し。 |
第2世代 | カリオセブン | 264,000円 | ・基本検査 ・染色体検査を 全領域スキャン ・微小欠失症候群(9疾患) ・性染色体検査 | ミネルバクリニックでのみ 検査可能。 専門知識を必要とする 高度な検査。 |
第2世代 | デノボ | 154,000円 275,000円(単品) | ・遺伝子検査 (父型加齢由来の44疾患) | ミネルバクリニックでのみ 検査可能。 父型の加齢によりリスクが 高まる44疾患を検査。 |
第3世代 | ベーシック | 176,000円 | ・基本検査 | ミネルバクリニックでのみ 検査可能。 母体・胎児のDNA分画を分け 読取深度を上げ検査精度が向上。 基本検査の偽陰性ゼロ。 |
第2+ 第3世代 | コンプリートNIPT | 385,000円 | ・基本検査 ・全染色体検査を 全領域スキャン ・微小欠失症候群(9疾患) ・遺伝子検査 (両親由来の100疾患) | ミネルバクリニックでのみ 検査可能。 両親由来の100遺伝子について 検査可能。 |
第2+ 第3世代 | コンプリートNIPT デノボプラス | 440,000円 | ・基本検査 ・全染色体検査を 全領域スキャン ・微小欠失症候群(9疾患) ・遺伝子検査 (両親由来の100疾患・ 父型加齢由来の44疾患) ・両親由来の難聴等4遺伝子 | ミネルバクリニックでのみ 検査可能。 日本で一番検査項目が多い。 先天性難聴GJB2が含まれる。 |
遺伝カウンセリングのみを受けられる場合は33,000円となります。遺伝カウンセリング後に検査を実施しない場合でもカウンセリング費用は必要です。
性染色体検査と4Dエコーは希望者に無料でお付けすることが可能です。
ママの赤血球が壊れてしまう溶血や胎児DNAの比率不足は再検査となります。再検査自体は無料で行っていますが、クリニック側が数万円の輸送費を負担して行っているそうです。
こういった事実を大々的に出すことなく笑顔で対応してくれるミネルバクリニック。細かな配慮から院長の配慮やお人柄が伺えますね!
コンプリートNIPTデノボプラスは日本で一番検査項目が多いんです!細かい特徴や他の検査プランについてはミネルバクリニックHPをチェック!
ミネルバクリニックのサポート体制
ミネルバクリニックには妊婦さんが受けやすい環境が整っていますね!
様々な体制で妊婦さん・パートナーの方を強力サポートします!
オンラインNIPT
ミネルバクリニックではオンラインNIPTの体制を整えており、4~5人に1人の方はオンラインNIPTを選択されます。もともとは悪阻がひどく遠方までお越しになることが難しい妊婦さんのために体制を整えました。
オンライン診療を選択された場合、採血は最寄りの医療機関でお受けいただきます。当クリニックに来院せずに検査を受けられるとあって好評です。
陽性時の24時間電話サポート
NIPT検査で陽性が出た場合、院長の携帯番号を教えてもらうことができるため不安になったときには24時間いつでも相談ができます。先日は2時間ほどお電話でお話しをして、背中を押しました。陽性になった方は皆さんとても不安な顔をされるもの。不安なときにはいつでも相談できるサービスとして人気を博しています。
おまけ:4Dエコー
NIPT検査を実施する方には無料で4Dエコーのサービスを実施しています。NIPT検査前に心拍がしっかりあるかという確認をすることができる他、何よりも赤ちゃんの可愛いお顔が見れることが一番ですね。経腹エコーで実施できる最新の機械のため、経腟エコーが苦手という方もリラックスして受けていただけますよ。
今はご時世的にパートナーの方が妊婦検診に一緒に行けないということもあり、お父様に喜んでもらえることも多くあります。赤ちゃんの顔、見たいですもんね。何よりも楽しみにしているのは私です(笑)
4Dエコーを希望される場合は最初にお申し出ください!
遺伝専門医がいるクリニックで受検すべき理由
認可・認可外施設ともにが拡大しNIPTが受けられる医療施設は増えましたね!
もし陽性だった場合に説明ができる医療施設を選ぶことがポイントです!
遺伝専門医ですら説明が難しいケースがたくさんあります。
30~50人に1人は陽性
NIPT検査をする方の実に30~50人に1人の方に陽性反応が出るということをご存知でしょうか。でも陽性反応が出た場合でも必ずしも障害が出るとは限らない。知的障害なども含め全てです。これが難しいところなんです。
検査結果が戻ってきて陽性だった場合、どの場所に障がいが出るのかをひとつひとつ調べていく作業が必要な検査項目もあります。検査機関から戻ってくるのは結果が記された紙一枚。この紙を妊婦さんに渡すだけ、という医療機関もあるのが現実です。そのような方も当クリニックにご相談に見えます。
まだ新しい検査項目なので、遺伝専門医でも全員がきちんとこういう検査の説明ができるわけではありません。
遺伝専門医ですら説明が難しい場合があるなんて…
ダウン症の次に出生の多い染色体疾患は認可施設では検査不可
大学病院を始めとする認可施設は検査項目が決まっていることは多くの方がご存知かと思います。
- 21トリソミー:ダウン症→700人に1人
- 18トリソミー:エドワーズ症候群→5,000~6,000人に1人
- 13トリソミー:パトウ症候群→10,000~16,000人に1人
では2,000~4,000人に1人が出生するディジョージ症候群(22q11.2欠失症候群)は認可施設では調べられないというのはご存知ですか?
患者の80%は先天性疾患を発症し、何度も手術を繰り返す必要がある。免疫低下のため肺炎など重篤な感染症を起こしやすい。
妊婦さん・パートナーの方がどこまで知りたいかというのは様々だと思います。しかし出生数が2番目に多い染色体疾患を認可施設では調べられないというのはあまり知られていないことではないでしょうか。
学習障害、難聴…産む覚悟はある?
お腹の子の難聴が分かった場合に貴女ならどうしますか?それほど重い疾患ではないと思われがちですが、産後落ち着き、日常生活に戻ったことを想像してみましょう。
まずお子さんはお住まいの市区町村の聴覚障碍者施設で言語能力を培うことになります。
聴覚障碍者施設では読唇術や手話を習得していくこととなりますが、その施設によって何に重きを置いているかが異なります。ご自身の方向性と異なる場合、より理想に近い施設へ預ける必要が生じます。
聴覚障碍者施設は基本的に1市区町村にひとつです。方針が違う聴覚障碍者施設しかない場合、他の施設に預けるとなると市外へ通うこととなります。
これまで通り、仕事をして送り迎えをして…という生活は保てそうでしょうか。
ママに届く様々な”声”
頑張ろうと思っていても、聴覚障害者の教育に携わるスタッフからママたちに投げかけられる、
という情け容赦ない言葉。ママたちは追い詰められてパートもやめてしまうという現状があるそうです。うまれてきた我が子が愛しくないわけではないけれど、次の子に同じ障害を持っていてほしくない、と思うのも無理からぬ状況があるのだと知りました。
と言える人たちはこういう壮絶さを味わったことのない方々でしょう。
日々たくさんの方とお話しをしているからこそ
この例は一例ですが、遺伝専門医をしていると毎月様々な方がいらっしゃり、悩みは様々です。妊婦さんとお話しする機会が多い分、お話しできる内容の幅は広いことと自負しております。
その方が何に悩んでいるのか、聞いてみないと分かりませんね!
出生前診断は「命の選別」?
NIPT検査をはじめとする出生前診断の陽性判定が理由で堕胎することが「命の選別」と批判の声を聞くことがあります。
綺麗事だけじゃ育てられないのが現実。社会で育てていける環境整備が待たれます。
パートナーと離別することはできても子供とは縁を切れません
パートナーと仲違いとなれば離婚をすることができますよね。でも血の繋がった子供となればそうは簡単にいきません。もしダウン症のお子さんがお生まれになった場合、ダウン症の方の寿命は60歳まで伸びています。自立して生活できる人は少ないので、生涯に渡り誰かが支援する必要があり、日本の法律だとまずもって親御さんがその責務を果たさねばなりません。
ダウン症の方が60歳になった場合、ご両親は何歳となりますでしょうか?「心配だから残して死ねない」というのが今の日本社会の現状であることを考えると、「育てる自信がない」というご夫婦が殆どなのではないでしょうか。
両親がいなくなっても社会が育ててくれる、その仕組みが必要
出生前診断が陽性だった場合に妊娠継続を断念される理由としては上記で述べました。社会の整備が進んでいないのが大きな問題ではないかと思っています。仮にご両親が亡くなっても社会が育ててくれる、そういう仕組みの整備が必要だと思っています。
今の日本では産んでも育てられるか分からない、それでは安心して妊娠出産ができないですよね。
でもNIPT検査することで検査を受けた項目に関しては安心して出産に臨むことができる。NIPTは妊婦さんの心の拠り所になるだけでなく、しいては出生率を上げる役目もしていると考えています。
実際に「自信がないから産まない」と言っていた妊婦さんがこの検査を受けて「産みたい」に変わったこともあります。
不安が軽減される、安心して出産に臨むためにNIPT検査は一役買っているわけですね!
仲田先生が大事にされていること
先生が妊婦さん・パートナーと接する上で大事にしていることを教えてください!
患者さんの価値観を大切にすること。誘導するようなことはいたしません。
患者さんの価値観を大切にする
妊婦さんと検査前に遺伝カウンセリングをする際に私から提案をするようなことはいたしません。知れば知るほど不安になっていき最終的に一番高額な検査プランを選択させてしまう、という事態になりかねませんので。
妊婦さんやそのパートナーの方がどこまで知りたいのか、という個人の価値観を尊重しています。
NIPT界の「トップブランド」を目指す
NIPTにおいては検査費用が下がってきたり、遺伝カウンセリングを無償で実施したりということが見受けられますが当クリニックではそのようなことはいたしません。遺伝専門医として高度な専門性をもって適切な情報の提供をすることに努めていますので、他院との違いを把握された上で納得して検査を受けてほしいと考えております。
遺伝専門医としての自信と誇りがあるからこそ
日本においては、サービスに敬意が払われないという文化がありますが本当にそれでよいでしょうか?専門職と言うのはサービスを提供する裏側で専門的スキルを磨くのに努力しています。美容師さんたちも友人に無料で髪を切るよう依頼されても断るそうです。
遺伝カウンセリングのみでも可能
検査を受けようか迷っているという方は遺伝カウンセリングのみお受けいただくことも可能ですし、実際そのような方もいらっしゃいます。(要:遺伝カウンセリング費用33,000円)また他院で検査を受けた方が検査結果を詳しく説明してほしいという要望から予約をされることもあれば、お友達から紹介されるということもあります。
ミネルバクリニックは遺伝専門医が実施しているNIPT界の「トップブランド」を目指し、愛されるクリニック経営を続けていきます。
今回はインタビューを受けていただきありがとうございました!急がば回れ、心配な妊婦さんほどミネルバクリニックでNIPTを受けるべきですね!
ミネルバクリニックの予約取得方法
予約取得・料金決済
ミネルバクリニックのHPより予約を取得します。予約項目は「NIPT」を選択し、「オンライン」または「来院」を選択します。
オンライン診療の場合は料金の決済後、問診票と検査の説明書がマイページから届きます。オンラインでの診療の場合は予約日前日までに問診票をメールで返信しましょう。
遺伝カウンセリング・採血
来院またはオンラインで遺伝カウンセリングを実施します。カウンセリングをおこない、検査プランの変更が生じた場合は再度決済が必要です。遺伝カウンセリング後に検査に進まれる場合は以下の通り採血をします。
来院
遺伝カウンセリングをおこなっている個室で院長自らそのまま採血をする流れとなります。初めて医師に採血された、とびっくりする方が大勢いるそうです。
オンライン
後日検査キットが自宅へ配送されてくるため、お近くの医療機関で採血をします。紹介状が同封されているため、かかりつけ医以外の医療施設でも採血が可能です。ご自身で探すのが不安な場合は問合せをすれば紹介もしてくれますよ。
検体を返送
採血をご自身で手配した場合、採血後に検体をミネルバクリニックに返送する必要があります。着払い伝票も入っているので、外箱に着払い伝票を貼りつけて返送しましょう。
※来院の方はこの手続きは不要です。
結果通知
約10日~14日で検査結果が通知されます。デノボの場合はさらに1週間程度長くなります。結果はその都度マイページにアップされるためいつでも確認が可能です。
仲田院長の電話番号を教えてもらえるため、不安なことは24時間都合がつく限り対応が可能です。遺伝カウンセリング費用を気にしなくていいので不安な点はすべて解消しましょう。
遺伝専門医のもとで安心を手に入れよう
インタビュー後記
今回は東京都港区にあるミネルバクリニックにお邪魔して院長の仲田洋美先生にお話を伺いました。下馬評を見た上でインタビューに臨んだため、変なことを言ったら先生のご気分を害してしまうのではないか…と正直一抹の不安を抱えながらのインタビューでした。
しかし実際には驚くほどアットホームで誤解を恐れずに言うと「親戚のお家にお邪魔した」ような暖かい空気が流れていました。先生は遺伝専門医として言うべきことはしっかり伝える、という姿勢を貫いているため捉えようによってはどこか冷たさを感じてしまう部分があるのかもしれません。
でもひしひしと伝わってくる「妊婦さんが頼る最後の砦」という安心感はきっと多くの方が感じるはず。「先生なら体当たりでぶつかっても受け止めてくれる」という気持ちになるのではと思います。
本国においてNIPTが普及して今年で10年。NIPTで分かることは多くなりましたが、分からない点も多くあるのが現状です。ミネルバクリニックはこの先も業界の先陣を切って新しいことに挑戦し、多くの妊婦さんとそのご家族の支えになるだろうと感じています。
遺伝専門医のもとで安心を手に入れよう