もみじ l 妊娠出産メディア編集長 l 切迫早産で3ヶ月自宅安静、3歳児の母 l マタニティケアラー資格取得 l SNSフォロワー1,000人超え
生理が遅れて「妊娠したかも?」と気づく方が増え始めるのが妊娠2ヶ月ごろです。ここでは妊娠2ヶ月(4週〜7週)の状態について解説していきます。
母体からの血液検査のみで胎児の染色体疾患について分かると話題の新型出生前診断(NIPT)。検査費用とサポートの手厚さのバランスがとれているのがミネルバクリニック。
第3世代スーパーNIPTを国内で唯一扱っていることに加え、陽性になった方には全員院長の携帯電話番号をお伝えして24時間連絡がとれるようにしているという手厚さ。
国内トップクラスのクリニックにも関わらず、検査費用は17.6万円(税込)~と良心的です。
妊娠4週
妊娠かも?の気づきが出る頃
月経周期が約28日周期の方であれば次の月経が始まる頃です。
下腹が張る、腰が重いように感じる、微熱が出るといった風邪のような症状が生じることがあります。また早い人では弱い吐き気、匂いに敏感になるといったつわり症状も現れることがあります。
妊娠をチェックするのに、「妊娠検査薬」を使用される方が多いのではないでしょうか。妊娠検査薬は受精卵が着床し、胎盤の元になる絨毛が作られれ始めると分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンに反応する仕組みになっています。
一般的な妊娠検査薬が陽性反応を示すのは、hCGが50IU/Lを超えた頃からと言われています。
薬の服用やレントゲン検査に気を付けて
妊娠4週過ぎからhCGの量が急激に増えていくので、早い方ではこの頃から妊娠検査薬で妊娠を確認することができます。
とはいえ、妊娠したかどうか判断がつきにくいのが妊娠4週ですので、妊娠の可能性が否定できない場合にはむやみに薬を服用したりレントゲン検査を受けない方が無難であるといえます。
必要があって服薬、レントゲン検査を受ける場合には妊娠の可能性について医師などと相談できるといいですね。
妊娠5週
妊娠検査薬で陽性確認ができる
妊娠5週から6週ごろになると、産婦人科の超音波エコー検査で胎嚢(子宮内にできる赤ちゃんを包むための部屋のこと)が確認できるようになります。
hCGの量が増え、ほとんどの方が妊娠検査薬を用いての妊娠確認ができる時期でもあるので、妊娠検査薬で陽性が出た場合には産婦人科で胎嚢確認をしてもらうようにしましょう。産婦人科で受ける超音波エコー検査で初めて、お腹の中の赤ちゃんを見ることができます。
母子手帳の交付が必要
病院で妊娠の診断を受けられたら、お住まいの自治体の指定の窓口で母子手帳の交付を受けることができます
母子手帳と一緒に地域によって無料クーポンなど妊婦さんが受けられる特典の案内がある場合がありますので存分に活用してくださいね。
体調面では妊娠5週ごろから子宮への血流が増えることで膀胱が刺激されトイレが近くなることがあります。つわり症状やトイレが近くなるといった体の変化が急激に起こり始める時期になっていきます。
妊娠6週
赤ちゃんの心拍確認
赤ちゃんの心臓の動きを超音波エコー検査で確認できるようになるのが妊娠6週ごろです。
妊娠5週目で胎嚢が確認されても発育が止まってしまい心拍確認がされない場合がありますが、妊娠初期に発育が止まってしまうのはママが無理をしたから、風邪をひいたから、といったことではなく、受精卵の問題であることがほとんどです。
ですからもし心拍確認ができなくても自分を責めたりしないでくださいね。
心拍が確認できれば一安心
心拍確認ができれば全体の8割以上で妊娠継続が可能と言われていますので、一旦は安心できるかと思います。
強い疲労感、息切れ、集中力が続かないといった症状が現れるようになりますが、これは母体のホルモン環境が急に変化しているためです。
また、体に水分を溜め込もうとする働きが出てくるため喉の渇きを頻繁に感じるようになるので、つわりで食べることが難しい方でも、水分だけはこまめに補給することが大切です。
妊娠7週
つわりに悩まされ始める
妊娠7週ごろには赤ちゃんは座高約1cm、体重は約4gにまで成長し、丸まっていた体が伸びて二頭身になります。赤ちゃんの体の中で器官の形成がはじまり、1分間に1億個以上の細胞ができていく時期であると言われています。
赤ちゃんがお腹の中で急激に育ち始めるのと同時期に、つわりの症状がつらくなるのもこの頃です。妊娠中に増加するホルモンの影響で便秘が続く、強い眠気に襲われるようにもなります。
その他マイナートラブル
外見の大きな変化はなく傍から見ると妊娠していることはまだわからない時期ではありますが、妊娠に伴うマイナートラブルに悩まされ、長い妊娠期間の中で最も体調が悪い時期に当たります。自身や赤ちゃんを守るために、マタニティマークなどを利用して周囲に知ってもらうことも大切なことだと思います。
マタニティマークについて
マタニティマークの必要性
マタニティマークは2006年に誕生した妊産婦にやさしい環境づくりを目指すためのマークです。妊娠初期は赤ちゃんの成長にとって、そしてママの健康維持のためにとても大切な時期にもかかわらず、外見では妊娠中なのか否かがわかりません。そこでママが主に交通機関などを利用するときに身に付け、周囲に妊娠中である旨を示しやすくする目的で制定され他のがマタニティマークです。
マタニティマークをつけると嫌がらせを受ける?
母子手帳交付時や妊婦向けの雑誌の付録等で手に入れることができるマタニティマークですが、「マタニティマークをつけていると嫌がらせを受ける」等の声がSNSなどで散見され、身に付けていないという妊婦の方も少なくないようです。
しかし何かあったときにすぐに妊婦だとわかってもらえる役割を果たすのがマタニティマークです。目に見えない不調が続く時だからこそ、場面に応じて使用できるといいのではないでしょうか。
妊娠2ヶ月(4週~7週)の過ごし方と気を付けたいポイント
妊娠4週〜7週は妊娠に気付き、病院を受診後母子手帳を交付してもらえる時期です。見た目には妊婦だということは分かりにくいですが、体の内面では急激な変化が起こり始めており、つわりをはじめ体調不良に陥りやすい時期でもあります。
色々な不安も出てき始める時期ではありますが、食べられるものを食べて、休む時にはしっかり休んでママの体調管理を一番に考えながら過ごすことが大切です。