こんにちは!編集長のもみじです!

もみじ l 妊娠出産メディア編集長 l 切迫早産で3ヶ月自宅安静、3歳児の母 l マタニティケアラー資格取得 l SNSフォロワー1,000人超え
妊娠したときに気になることのひとつがお腹の子の染色体疾患。血液検査のみで胎児の染色体疾患について調べることができる新型出生前診断(NIPT)の注目が高まっています。
今回はママの参考書編集部が独自調査として、妊娠歴のある女性を対象に新型出生前診断(NIPT)についてアンケートをしました。
調査手法 | インターネットでのアンケート |
調査対象者 | 妊娠歴のある女性 |
調査期間 | 2022年11月20日~11月29日 |
質問内容 | 質問1:子供が生まれる前にNIPTを受診しましたか? 質問2:受診しなかった方、受診しようと考えたが受診しなかった方にお聞きします。受診しなかった理由を教えてください。 質問3:受診した方にお聞きします。受診した理由や実際受診した感想を教えてください。 |
集計対象人数 | 363人 |
妊娠中に新型出生前診断(NIPT)を受診したのは9.1%
ご自身が妊娠された際、新型出生前診断(NIPT)の受診について検討したかについて問いました。

その結果、9.1%の方が新型出生前診断(NIPT)を「受診した」と回答しました。
「受診しようと考えたが、受診していない」と回答した27.0%と合わせると実に3割以上の方が受診について前向きに検討していた、という結果となりました。
それぞれの方の回答を一部抜粋して記載いたします。
「受診した」と答えた方の回答
高齢のため
- 自分が高齢出産にあたる年齢だったため。これで全てがわかるという訳ではありませんが、少しの安心を買うという意味ではやってよかったと思っています。
- 40歳を過ぎての妊娠だったことと、第一子を原因不明で出産後にすぐに亡くなっていまったからです。
- 高齢妊娠だったため、染色体異常の子どもが産まれる可能性が上がったので受けました。羊水検査でも良いかもしれませんが早めに知りたかったのと、血液検査で胎児に負担がかかりにくいのでNIPTにしました。
兄弟児のことを考えて
- 上の子に障害があるかもということで、下の子の妊娠すら迷っていたのですが、どうしても諦めきれず妊活を再開しました。妊娠前からNIPTをすることを決めていました。自分が高齢で両親も高齢のため、もし何かあった時は誰が子供の面倒をみるのかとか、実際障害がある子供ならそれなりの準備をしてあげたいと思い選択しました。
- 高齢出産で3人目だったため,染色体異常の可能性が知りたかったからです。
- 第二子の妊娠中に受けました。第一子のことを考えて。
不安だったから
- 看護婦さんに勧められたのと、自身も心配があったので受診しました。結果何もなかったので、以降安心して過ごせました。
- 事前にわかるならそのほうがいいと思ったので、勇気がいりましたが受診しました。
- 妊婦健診の時に医師(女性)から「今はNIPTをする方も多くなっています。特にお勧めするわけではありませんが、高齢期出産ということもあるので一応検査されますか?」と言われました。確かに30代後半での妊娠だったので不安が大きかったためです。
その他
- ドイツで出産をしました。ドイツの検診では、NIPTは35歳以上だと必須、それ以下でもほとんどの人が受けます。なぜなら保険がきいて、実費が少ないのが理由の一つだと思います。私たちは、金銭的なことも理由にはありますが、出征前に子供の障害が分かったら覚悟ができる(おろすにしても育てるにしても)ということで、診断を受けました。
- アメリカで妊娠・出産しましたが、看護師が受けることを勧めてきたため受けました。結果、心の準備ができました。
「受診しようと考えたが受診していない」と答えた方の回答
どんな子でも産みたいから
- どんな子どもがうまれたとしてもそれを受け入れようと思っていたので受診する必要がないと思いました。
- 高齢出産だったため、病院から受診するかどうか尋ねられ悩みました。ですが、結果がどうであっても出産はするつもりだったので、事前に知る必要性がないと判断し、受診をしませんでした。
受診料が高額受診
- 不安だったため受診したかったのですが、料金が思いの外高額で受診しませんでした。
- 大きな理由としては金銭面と年齢です。純粋に結構お金がかかるなと思い諦めたのと、20代だったので大丈夫だろうと思い込みました。
対象期間を過ぎてしまった
- 検査で異常が見つかったときに、果たして自分は産む堕ろすといった判断ができるのか、後悔しないのかという自信や覚悟が持てなかったため、迷っているうちに過ぎてしまった。
近くに受けられる病院がなかった
- 県内に対応可能な病院がなかった。
「受診しなかった」と答えた方の回答
どんな子でも産みたいから
- 仕事が忙しく、妊娠することの難しさを感じ、鼓動が確認できた時に、とても嬉しかったので、どんな子であっても、受け入れようと思いました。
- どんな状態であっても我が子は我が子だと思い受診しませんでした
医師から勧められなかったから
- 受診しなかった理由としては、医師からも進められませんでしたし、毎回のエコーの際に順調に成長していたからです。
- 通っている産婦人科で、NIPTについて説明などがありませんでした。
- 産院から特に受診するか否かの問いかけもなかったため、何となく時期が過ぎてしまいました。
金銭的な理由
- 妊娠していた際、羊水検査があることしか知らなかったです。ただ当時知っていたとしても、高額なので受診しなかったのではと思います。
年齢による理由
- 20代後半で妊娠しました。若いのでダウン症の心配はないと思ったので受診しませんでした。
- 年齢も若く、超音波などの所見でもとくに問題ない場合が多いでしょうと担当医に言われたためです。
体調による理由
- 出産予定の産院では検査できず、別の大きな病院へ行って検査しなけれはならなかったから。また、検査はつわりの時期にうけるため、重症妊娠悪阻でそれどころではなかったから。
いかがでしたか?
今回は妊娠歴のある女性363名にアンケートを取り、新型出生前診断(NIPT)の受診についてまとめました。受診者数も増え、認知度の高まりを見せている新型出生前診断(NIPT)。多くの方の意見を知り、検討材料となれば幸いです。
メディア掲載